オフィスのゾーニングとは? どんな利点がある?【オフィス移転相談室 VOL.10】からも、オフィスのゾーニングでは「用途に合わせてエリアを分けること」が重要だということがわかりました。カーペットの色を変えたり、照明の雰囲気を変えたりするだけでも、人は無意識のうちに空間の役割を感じ取ります。
今回は、その中でも特に影響が大きい「色」が、働く人にどんな作用をもたらすのか、オフィスへの取り入れ方の例もあわせてご紹介したいと思います。
<色が持つ心理的効果>
青色:集中力を高め、心を落ち着かせる
緑色:目の疲れを和らげ、ストレスを軽減する
茶色:安心感と温かみを与え、リラックスを促す
赤色:注意を引きつけ、感情を高ぶらせる
オレンジ色:社交性を高め、創造的な発想を促す
黄色:ひらめきと記憶力を高める
紫色:直感力と創造性を刺激し、精神性を深める
ピンク色:攻撃性を抑え、穏やかな気持ちをもたらす
白色:空間を広く見せ、清潔感を与える
黒色:重厚感と権威性を与え、他の色を引き立てる

どんな空間に何色を取り入れるのがおすすめ?
■執務エリア × 青色・緑色
集中力を求められる執務エリアには、心を落ち着かせ、作業に没頭しやすい色が適しています。
青色は、気持ちを鎮めながら集中力を高める効果があるとされ、静かに作業したい空間に最適。あわせて緑色を取り入れると、目の疲れを和らげストレスを軽減してくれるため、長時間のデスクワークが続く環境でも心身のバランスを保ちやすくなりオススメです。
■リフレッシュエリア(共有スペース) × 緑色・ピンク
リフレッシュエリアには、心理的に安心感を与える色が向いています。
緑色は穏やかな印象を与え、オン・オフの切り替えをサポートしてくれる色。またピンク色には攻撃性を抑え、穏やかな気持ちに導く効果があるといわれています。緊張しやすい職場では、休憩スペースの一部に取り入れることで、安心感のある空間づくりにつながります。
■来客対応エリア × 茶色・白色
来客対応を行うエリアでは、落ち着きと信頼感が重要になります。
茶色は安定感や信頼性を感じさせる色で、木目調の床材やカーペットを用いることで、温かみのある空間を演出できます。また白色をベースにすることで清潔感が生まれ、空間全体をすっきりと見せる効果も期待できます。
■ミーティングスペース × オレンジ色
コミュニケーションを活発にしたい場所には、オレンジ色が効果的です。
社交性を高め、会話を促す色とされており、打ち合わせやチームでの意見交換がしやすい雰囲気をつくります。
■会議(企画会議等)エリア × 黄色
ひらめきや記憶力を刺激するといわれる黄色は、企画会議やアイデア出しの場に向いています。
ただし、広い面積で使うと落ち着きを欠くこともあるため、アクセントカラーとして取り入れるのがポイントです。
■クリエイティブ職向けエリア × 紫色
直感力や創造性を高めるとされる紫色は、クリエイティブ業務を行うゾーンに適しています。
個性の強い色のため、用途を絞って取り入れることで、空間にメリハリと独自性を加えられます。
■注意喚起が必要なエリア × 赤色
赤色は注意を引きつけやすく、視認性の高い色です。
刺激が強いため、集中を要する場所での使用は避け、注意喚起や安全対策が必要なエリアに限定するのが適しています。
■ベースカラー × 白色・黒色
白色は空間を明るく広く見せ、他の色を引き立てるベースカラー。
黒色は重厚感や引き締め効果があり、アクセントとして使うことで全体の印象を整えます。
いかがでしたか? オフィスのゾーニングは、壁や仕切りだけで行うものではありません。色の持つ心理的効果を理解し、エリアの役割に合わせて配色することで、「なんとなく居心地がいい」「自然と行動が切り替わる」オフィス環境が生まれます。フロアカラーに迷ったときこそ、色が人に与える影響をヒントに考えてみてはいかがでしょうか。
▶弊社へのお問い合わせはコチラ




