

【前編】蛍光灯のアレコレ。蛍光灯(直管タイプ)のLED化は管を交換すれば大丈夫?【オフィス移転相談室 VOL.14】
2026.10.07


設立から5年目、社員が増えてきて手狭になってきたため引越しを検討。
<Bさんプロフィール>
設立8年の会社で総務業務を任されているが、今回初めての移転を迎えることに…。 素人とは思えない鋭角な質問により、たまにマスターをピリつかせる。
移転マスター! 次に直管蛍光灯※を交換するときは、LED化しようと思っているんです。今の照明器具に、そのまま取り付けられますよね?
※直管蛍光灯とは…オフィスや学校、店舗などの天井によく使われている、まっすぐな棒状の蛍光灯のこと。
※LEDとは…LED照明のことです。一般的には「LED蛍光灯」と呼ばれることもあります。
ちょっと待った! 基本、直管蛍光灯の器具に直管LED灯はつけられません。配線工事が必要になる場合もありますので、まずは器具の型番や点灯方式、使用年数、LED灯の適合条件を確認しましょう。
移転マスター
えっ! 電球みたいに、管を交換するだけではダメなんですか?
はい、蛍光灯用の器具についている蛍光灯専用回路や安定期を取り除く改造工事をするか、器具自体をLED用に交換する必要があります。組み合わせや施工方法を間違えると、発煙や火災につながるおそれもあるので、自己判断で交換せず、電気店や電気工事業者に相談してくださいね。
移転マスター
うーん…だとすると、その安定器とやらを自分たちで外せば、直管LED灯が使えるようになりますか?
それもちょっと待った! 自分たちではやらないでください! 器具内部の配線を変更する作業は、資格を持つ電気工事業者への依頼が必要です。改造後は、電気工事業者が、「改造シール」を貼ります。これがないと直管LED灯が故障した場合、メーカー保証の対象外になる場合もあるんですよ。
移転マスター

なるほど…。安全面を考えると、結局どうするのが一番いいんでしょう?
おすすめは、ランプだけでなくLED照明器具へまるごと交換する方法です。特に長く使っている器具は、内部の部品も劣化している可能性があります。これを機に、器具全体の更新を検討すると安心ですよ。 LED照明器具へ丸ごと交換した場合、管球交換の手間はなくなり、LED照明故障の際はLED照明器具毎に交換となります。
移転マスター
うーん、工事も必要なんですね。今回は今までどおりの蛍光灯を買って、LED化は次の機会にしてもいいですか?
現在使っている蛍光灯を継続して使ったり、流通在庫を購入したりすることはできます。ただ、一般照明用の蛍光灯は、種類ごとに製造・輸出入の規制が進み、2027年末までに生産終了予定※です。必要以上に買いだめするのではなく、器具の使用年数を確認しながら、補助金などを活用して計画的にLED照明へ切り替える準備を進めるといいですよ。
※蛍光灯自体が水銀を使って発光させているため、再生産される事もなく、これ以上の延命もなし
移転マスター
蛍光灯のLED化について、理解が深まったかな? 自己判断で交換せず、まずはプロに相談することが大切だと移転マスターから教えてもらえたね!
オフィス移転相談員
オフィスマスター
オフィス構築マニア。オフィスのことならなんでもござれ。 出来上がったオフィスで生き生きと働く様子を見ることが何よりの生きがい。 他にもオフィス構築の専門知識を持ったプロ集団の仲間がいる。実はこれでも40歳。
オフィス移転相談員
オフィス
移転マスター
いつも爽やかな風をなびかせ、評判の良いマスターであり、オフィスマスターからオフィスリニューアル・移設構築のプロとして頼られている。出されたオーダーには「No」と言わないのが特徴。



